ナビに表示されない国道をひたすら進み、濃い霧の森を抜けるとひっそりとした山村に行き着く主人公の男。そこは今でも忍びの技が伝わる里だった。不幸にも彼らのテリトリーに迷い込んだ若者は、くのいち術の達人『灰乱（ハイラ）』に捕われる。掟に従い、無類の快楽を与える淫体と至高の閨房淫術、そして凶悪な淫香により「口封じ」をされる主人公。…ところがこのくのいちには、余人の知らない以外な弱点があったのだった！
里守ハイラ淫法帖
淫欲のストラウス
眠るエルーナルーナに忍び寄る姑息な欲望。馬鹿な男が彼女のフェロモンに惹きつけられたのだ。男は、彼女の胸を揉みしだき、屹立する欲望を胸元に突き立て、腰を振り、絶頂する。まったく馬鹿げた行いだが、もっと救いがたいのが実はエルーナルーナが起きていたってこと。こんなことをして只ですむわけがない。だが、エルーナルーナは思わぬ提案を申し出た。
「私と一発勝負しようよ」
勝気な女はベットの上でも変わらず強気を貫いた。かくして卑怯な男が今度は正々堂々ベットの上でエルーナルーナと交わりあうこととなった。エルーナルーナはいい女だ。……ただ、この男の強靭な精力は見抜けなかったようだ。